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コロナ禍で従業員を守るため、民事再生を選んだ製麺所。復活を賭けてお届けするラーメンを味わってほしい!
- 初めまして、『南京軒食品』4代目の三浦健太郎です。このたび雑誌『ソトコト』と組んで、美味しい麺を届けるとともに「麺の美味しさ」を伝えるべく、初めてクラウドファンディングに挑戦します。
まずは『南京軒食品』についてご紹介いたします。 -
『南京軒食品』とは?
- 『南京軒食品』は、大正3年創業の製麺会社。製麺業と並行して、大崎と五反田に「元祖札幌や」を、銀座INZに「麺家 大勝軒」のラーメン屋を計3店舗構えています。
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- 私・三浦は4代目で、私の祖父が創業者。祖父は熊本の生まれでしたが、当時東京に嫁いでいた祖父の姉が道で倒れていた中国人を助けたところから始まりました。
その中国人がお礼にラーメンの作り方を教えてくれ、祖父の姉は「これは商売になるに違いない!」と熊本の弟を呼び寄せ、開業。当時ラーメンが国民に広まりつつある時代の後押しもあり、製麺業は大きく広がっていったのです。 -
- 全国で1000店舗以上に卸しており、お店のリクエストに合わせて独自のオリジナル麺を作ることもあります。
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- ※麺の性質を独自に分析。こだわり抜いた麺を提供しています。
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飲食店の裏で、大きな打撃
- 南京軒食品では15年前に、事業拡大に対応すべく工場を増設しました。資金繰りが苦しい時期もありましたが、そこを乗り越え、コロナ禍前の決算では久しぶりに黒字化。これから盛り上がっていくという矢先のコロナ禍でした。
ご存知の通り、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により、飲食店は非常に厳しい状態に追い込まれました。そしてもちろん、飲食店に食材を卸している私たちも同様です。
結果、売上が5割近く減少。悔しい気持ちはありますが、会社の将来や従業員のことを考えた末、民事再生という形を選択しました。 -
雑誌『ソトコト』と組んでクラウドファンディングに挑戦
- もともと『南京軒食品』では月2回、工場での直売会(朝市)を開催しており、近所の方に親しまれていました。
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- 少しでもできることをと思い、2021年にオンラインショップを開設。リピーターのお客様が増えています。
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- そしてこのたび『ソトコト』と組んで、毎月おすすめの麺とスープのセット(5食分)を2種類ずつお届けするクラウドファンディングに挑戦することになりました。
【麺とスープのセット(予定)】
第1回:鶏がら醤油&玉子縮れ細麺、煮干し醤油&手もみ風平打ち麺
第2回:地鶏塩&中華街風細ストレート麺、海老塩&中細ストレート麺
第3回:北の味噌&中太縮れ麺、ニンニク味噌&中太ストレート麺
第4回:混ぜそば&太ストレート麺、鍋スープ&超もっちり麺
第5回:博多豚骨&低加水細ストレート麺、豚骨醤油&平打ち縮れ麺
第6回:辛味噌&低加水中細ストレート麺、担々麺&多加水中細ストレート麺 -
特別誌『ラーコト』
- ただ麺とスープをお届けするのもいいのですが、せっかくならラーメンの歴史や美味しい食べ方も知ってもらいたい。そこで、『ソトコト』の雑誌制作ノウハウを活かしてラーメンの特別誌『ラーコト』(4P)を制作しています。執筆は、全1168Pに及ぶ『ラーメン大全』を書かれた西尾了一さんに依頼しました。全6回、読み応えのある内容をお楽しみいただけます。
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- ※ラーコト表紙(仮)
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最後に
- 祖父が創業した製麺所に28歳で帰り、それから麺一筋の人生を歩んできました。受け継いできた製麺の技術や文化、そして何より美味しい麺を作ってお客様に楽しんでもらうことを、コロナで諦めたくはありません。
おうちで楽しめる本格ラーメンを、ぜひたくさんの方に味わっていただきたいです。